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ハンドメイドを始めた理由は、別にブームに乗りたかったとか、乗ろうとかそういうことから始まったわけではない。
あまり人と顔を合わせて接することなく、それで何かしら実になりそうなものは何かと考えた時に、自分にはアマチュアながらもWebデザインの知識があったこと、そして、そのためにこのサイトを立上済みだったこともあり、そのまま活用する術を考えた結果、通販で作ったものを売ろうと考えたのだ。

何か物を作るとか、手先を動かすということは、没頭してほかの事を考えなくなるため、当時の自分にはひどく合っていた。
元々布で何かを作ることも、毛糸で編むことも出来たし、一通りの技術があったからというのも勿論ある。


そして、ここから先は結構な鬱が入り混じっているので、読むのは自己責任でお願いしたい。
あまりいい方向から始めたわけではないってことも、書いてあるので。




この何かに没頭しなければならなかったのも、1ヶ月だけ行った宗教…もとい、健康食品会社に起因する。
求人の会社案内や、面接での説明は、施設などに設置するフライヤーを作る”広告”を使った仕事で会社であるというもの。
だが、実際行ってみれば、その”広告”は会社全体で作るのではなく、社長ただ一人の感性と独断で作られ、他の社員はその社長が作ったものを絶賛するという仕事。
かの社長は、口は非常にうまい人であるため、言いくるめる能力も高いという非常に迷惑な存在だ。
そして、日本語の基本的な文体が出来ていないことを指摘すれば、そこは見るところではないと言う始末。
とりあえず褒めてもらって、持ち上げたもらえればいい人らしいと分かったので、そうしてれば、非常に機嫌がいいお子様。
そして極め付けは未来から来た愛の妖精と自分から公言してしまうから、救いようがない。
周りが自分の思う方向に進んでなければ気がすまないため、少しでもそこから外れたら激怒。相手のことなどお構い無しである。しかも静に怒るというタイプらしく始末が悪い。
そんな人であるためか、自分も悪かったかもしれないという考えは欠片も持ち合わせておらず、君があの時言ってくれればこんなことにはならなかった君が悪い。という思考回路。
そして、脱税でつかまったマルチメディア興業だか何だかの社長のように、フジテレビの○○さんと友達なんだ、とか、某会社の社長とも友達なんだ、云々と、言いふらし、自分も今はこんなだが、それだけの地位がある存在だった。と。
自分が顔を出せば周りは勝手に着いてくると思っているのか、名刺を渡した相手からまだ連絡ないんだけど?と、言う始末。
しかも思いやりがあって素晴らしい人でしょう?と自分で公言しちゃうくらい痛い人なので、それこそ思いやりではなく思い込みの激しいというか、出来上がった真性厨二病患者様でした。
真性なので、もう何をしても治らないと言う存在。

書き出したらきりがないので、広告と健康食品会社の話に戻るとして、で、この問題の広告が、どうやって配られるかというと、自社開発したらしい健康食品の箱に一緒に入れて配られるというのだ。
結果的に、メインの仕事はこの健康食品を売ることである。営業ではないため、今まで取引があった施設からの注文を確実にこなすというのが正しいが。
正直、自分はこの健康食品がすこぶる好きになれなかったので、仕事に力が入るはずもない。
そもそも広告配りたい、広告宣伝したいと言いながら、方法が健康食品って…何かが根本から違う。
新規事業でもないのに、引継ぎが何もないため、元々いた社員さんに話を聞いてみたら、前務めてた人は全員辞めたから募集した。とのこと。

辞めるわ、確かにこれじゃ辞めるわ!!

自分も少しずつ洗脳されてるような…?という気がしはじめ、友人に話し自分の感覚が間違ってなかった事を痛感し、辞めました。
辞めると言ったその後から向ける冷えた眼差し。さすが思いやりの人(笑)。自分の思いや(笑)が分からない人に対して冷たいです。それ思いやり欠片もなくね?ってことには気が着いてません。
本当に、どうしてこうなったというLvの真性っぷりを発揮です。
なまじオタクは世間に溶け込もうとする分、本当にまともですし、世間一般を分かってると思います。
ただ、こいつ、世間も常識も誰かが作った決まり、自分の道貫く俺カッコイイな性格だったため、もうほんと手の施しようがありません。
そして、辞めて暫くはその余波で落ち込んだ精神が復活せず、加え、フツフツを込み上げる怒りのようなものが煮えたぎっていました。

ようするに別ごとして気を紛らわしてないと、この怒りが爆発し凄い鬱になりそうだったということです。
そのために始めたのが物作りでした。
幸い、それもあって少しずつ気分ももりかえし、やって行きたいという気にもなり、自分の作ったものを宣伝するために外へ出るということも出来るようになりました。

あの会社が別の意味でいい会社だったら、きっとハンドメイドはやってなかったのだろうなと考えると、まぁいい経験させてもらったと思うことで気持ちを落ち着かせられる。
そして、後々計算してみたら、就業時間・出勤日数から出る時給が今の仕事よりもかなり低かったようです。
まぁ…銀行からの融資が税理士の人に言いくるめてもらわないと出してもらえないような会社だったから、仕方がないのかもしれませんけどね!

こうして一度文章に起こしてみて、吐き出して、何とかやっと本当に自分の中で決着をつけられたような気が。
もし、街中で偶然見かけても、きっと声はかけないだろうし、むしろ気付いても無視するだろうなと思います。



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