泣きそうになった

ちょっとアルツハイマーが始まっている祖母は、毎週同じ行動をするが、誰かに迷惑をかけているわけではない。
今週も先週と同じで携帯に連絡が来て、お昼を一緒に食べないかと言う誘い。
いつもいつも行く店は同じで、面子も同じで、食べるものも同じ。
祖母が話す内容さえも何時もと同じで、それはまさに変わらない週末だった。

今だ連絡はない。何せガチ宮城だ。連絡なんて直ぐに入れられるはずもないだろう。
それは分かっているのだが、今日にしてやっと事実が身に染みてきたのか、昼を外食できている自分の周りの平和に泣きそうになった。
ただ出先だし、いきなり泣き出したって自分恥ずかしいだけだし、ぐっと堪えるわけだけど、どうしたって泣きたい気持ちってのは引かないわけで、気持ちを落ち着ける意味も込めて、募金してきた。
実際、後から調べてみたら直接の義援金受付は水曜くらいからになるらしいけれど、自分の気持ちをどこかに逃がしたくて募金した。
泣きそうな気持ちは抑えられたけど、泣いてしまった方がすっきりしたのかなとも同時に思った。


こういう時って、凄くアニメは頼りになるよなって思う。
飾らずストレートに誰かを助けたい気持ちとか友情とか勇気とか仲間とかそういったこと言ってくれるから、ちょっとじーんときちゃうんだよ。